チカと風への誓いについて

※ゲーム中のチカストーリーのネタバレがあるので注意してください 

※プリンセスコネクト！Re:Diveの情報のみでまとめ、考察しています。前作の情報については考慮していません

・チカについて
　歌と唱喚術で人々を守る事に使命感を持っている。使命感からくる責任感や真面目さゆえかノゾミからアイドルに誘われた際、歌や唱喚術はみだりに使うべきできではなく人々を守るためのものだと主張する。また、使命のため意外の目的で歌っていいのかわからないと主人公に心情を吐露する場面も。

ノゾミやツムギの説得もありアイドルになる事を了承したチカだが、今までは戦場で味方の背中を見ながら歌うことで唱喚術を行ってきた。その為、人前で注目されながら歌を歌う事に慣れておらず、アイドルとしてステージに立つことに緊張と不安を感じている。アイドルとして歌う事に慣れるため、緊張を克服するために森で練習を行うが、そこで主人公と邂逅し、歌の練習に付き合ってもらうようになる。そして、ノゾミやツムギ、主人公と絆を深めていく。

・唱喚術や人々を守ろうとする理由についての疑問
　チカは唱喚術を使って人々を守ることに使命感を持っているが、そもそも唱喚術とはなんなのか。また、唱喚術を使えるからといって人々を守ろうとするのは何故なのか

・唱喚術が使える理由
　ストーリー６話でチカが親から受け継がれるものではなく、生まれた時に偶然授かるものと話している。また唱喚術の才能を持つ者は稀有らしく、今までチカは唱喚術師に出会ったことがないと話す。ちなみにこの話で年老いて退した老婆の唱喚術師に出会っており、老婆曰く、最近チカと同世代の唱喚術師がやってきたと話している。その話を聞いたチカは同年代の唱喚士が存在する事をとても喜ぶ。

・人々を守ろうとする理由
　確認した限りでは明確な理由は語られていない。単に唱喚術という特別な才能を授かったからこその使命感なのか、それとも何か過去に理由があるのだろうか。また、唱喚術に関して色々と知識がありその知識はどこで手に入れたのだろうか。ちなみに、３話にて無断でチカを追ってきたファンが魔物に襲われた際、ファンに対してチカには珍しく語気を荒くして諫めている。人が傷つく事、魔物に襲われる事を過剰に恐れているようにも見える。何か過去にあったのかもしれない。

・唱喚の歌について
　唱喚のための歌は唱喚士によって違う。最初はそれぞれの心の中に浮かんでくる自分だけの歌を作り上げることで、精霊を呼び出す事ができるようにになるらしい。その後、他の唱喚術師が残した曲でも妖精を呼び出せる事ができるようになる。そうして唱喚士達は次の世代の仲間へと歌を託していくらしい。そして、チカが旅をする理由が唱喚士の仲間を探したくさんの歌を受け継いで、多くの人を守れる唱喚士になりたいというもの。

・風への誓いについての考察
　まずこの曲がチカにとってどういった曲なのか。可能性は４つ
１．初めての自分の曲
２．自分で作った２番目以降の曲
３．誰かが作った曲
４．誰かが作った曲に自分が付け加えたもの

ゲームのストーリーや歌詞を見る限りどれか一つに断定はできない。おそらくは１である。

　理由としては、風への誓いの一番の歌詞はまさに精霊や自然への祈りの歌という歌詞であるが２番の歌詞はチカ個人の想いや周囲への感情を綴ったものという印象である。何故歌の１番と２番でここまで内容が変わっているのか。これは、１番の歌詞がカルミナの２人や主人公と出会う前のもの、２番が出会った後のものだからだと推測する。２番の歌詞の出だしで「授けられた奇跡だけあればよかった　歌う運命　それが全てと信じていた」とあるがまさにその通りで今までは唱喚術を用い人々を守る事を使命だと信じて生きてきた事が分かる。しかし、出会いによって歌詞の通りの(ノゾミとツムギの友に対する思いや主人公への想いが書かれている)、想いが生まれ、初めての自分の曲に新たに歌詞を付け加えたのではないかと思う。チカの３人に対する思いの深さが読み取れる。

　上記のように、初めて作った曲に歌詞を新たに書き込んだという方が良さみがあるので１ということに個人的にはしたい。

　ちなみに、１番で既に希望(ノゾミ)を紡ぐ(ツムギ)為の誓い(チカ)という歌詞があるけどという指摘は、２つの可能性が考えられる。
１．全くの偶然。ノゾミとツムギに会う前に書いた歌詞
２．この歌詞は２人に出会ってから新たに追加した又は書き加えたもの

どちらでも解釈できる。個人的にはどちらも良さがあって好き